体調不良から脱するためには・・・

2019/12/04

今日は体調不良になった時、どうしたらいいのか、
そして、どうして鍼灸が良いと私たちが想っているのかをお伝えしていきます。


当院に通われている方の中でも、
原因不明の不定愁訴を訴える方は少なくありません。
 
その症状は、慢性的な肩こりや腰痛から、
耳鳴りであったり。
めまいであったり。
不眠であったり…。

とても辛いものです。

 自律神経のバランスが乱れていることが多いですが、
そのような方たちに共通している身体の特徴があります。


それは頚の緊張です。
肩が上がって、頚に力が入っている。

 
そんな方に「体が緊張していますね」とお伝えしたところ「別に緊張していない」と返ってきました。

確かに自律神経を乱す体の緊張とは、無意識下の過緊張とストレスが関与している可能性があるのです。

 
「症状には過去がある」と私は思います。
いきなりなるわけではないのです。 

負担の多い生活習慣や疲労の慢性化の積み重ねが体に症状を出してくるのです。

 

だから無意識の緊張や疲労を解消することを考えているのですが、
自覚出来ない緊張や疲労は、体に現れてくるものです。
また逆に体からの影響が心に大きく左右してくれるので、私たちは鍼灸を通して自律神経の乱れを整えていくことができるのです。

それでも体調が悪い時に鍼灸をまず最初に選択する方はまだまだ少ないと感じています。
ではどこへいくのか。

なんだか体の調子が悪いな…と思ったらほとんどの方が病院に行きます。 そして「検査をしましょう」と。 ↓ 「検査結果に問題はないですね」 「心療内科で診てもらってください」 ↓ 取りあえずお薬をもらう。 ↓ あまり症状が変わらない。 ↓ ・・・。 大体この流れを経て当院へいらっしゃる方が多いです。 原因がないのになぜ?とよく聞かれます。 先日「めまい」でいらっしゃった方がいました。 お食事についてお伺いしたところ、朝は「玄米ごはん、お魚に納豆」。 お昼は「おうちからサラダを持っていっています」「間食はしません」と。 とてもいいお食事の内容。 お仕事についてお伺いしたところ、仕事はやりがいがあって嫌ではないんです。と。 お仕事のストレスもそんなに大きくない。 それでも症状はでる…。 もっと聞いていくと、お酒は毎日、たばこは一日一箱、コーヒーは大好き。。。 このことだけがすべてではありませんが、症状の原因の多くはやはり日常生活の中にあるんです。 他の人もしているからそれが症状を出している原因のひとつだと気がつかないのです。 でも人それぞれ違うように、お身体も違うのです。 どうして辛い症状がでるのかは自分自身の生活を省みるといいかもしれませんね。 なんとなく体にとって、よくないことだなぁと感じたら変えれる覚悟も必要ですね。 生活習慣は自分で変えていくとして、辛いとき、病院でなければどこでも良いのでしょうか?
「頚がつっぱる」

と来院されるたびに訴える方がいらっしゃいます。

頚といっても前の方。

 筋肉でいうと「胸鎖乳突筋」というところ。
文字通り耳の後ろから鎖骨についている筋肉。


先日、頚のつっぱりがいつもよりひどく、仰向けになったときに頭がのけぞるほどになってしまっていました。

 色々お話していくと、その日当院へ来院される前に他の接骨院で体格のいい先生に頚をガシガシ揉んでもらったとのこと。


その時は気持ちよかったようですが…。

筋肉って強い刺激を受けると筋肉が緊張してしまうのです。
攻撃されるとギュッと固くなってしまうことと同じです。


だから攻撃されたと筋肉が感じ、組織を防御するためにさらに固く固めてしまう。

 

科学的な根拠からも凝った筋肉は充血していたり、血流が悪くなっている状態です。

 

それを無理やり押したり、揉んだり、叩いたりすると筋肉の微細な血管が破れて内出血を起こしてしまいます。
いわゆる組織の損傷です。

そして私たちの体は再び壊されないように、前よりももっと固い状態で再生してくれるのです。


私たちの体は天才です。

ただでさえ天才なので、その力を優しくサポートしてくれるような治療がおすすめなのです。


自分のお身体の力を信じて、大切にしてあげて下さいね。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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住吉鍼灸院 監修

産婦人科医 平林大輔先生