コリのないカラダ

先生、「こりって何ですか?」って先日聞かれました。

コリコリしているから一見「骨」?って思いそうですが、筋肉なんです。

筋肉が柔軟性を失い、硬く変性してしまっている状態なんです。
このこった筋肉のなかには乳酸などの老廃物が溜まり、筋細胞が栄養不足や酸欠状態になって血液循環が悪くなります。

血液循環が悪くなれば老廃物はうまく解消されることができず、更に悪循環になるのです。。

負のループですね。。

今の社会で「コリ」がない人を探すほうが難しいと思います。
「コリ」を一切なくすというよりも今以上増やさない、悪化させないように生活習慣を改善できるといいですね。

鍼がこの負のループから抜け出すためのきっかけになってくれることを思って日々施術を行っています^^

ではコリにくくするために自分でできることをご存知でしょうか?

コリは血液循環が関係しているんだ!ということはご理解いただけたと思います。

つまり、こりにくい=血液循環がいい!ということになります。
血液循環をよくするためには
一つ目「歪みをなくす」こと
歪みがある時と筋肉のバランが崩れて血管を圧迫し、血流が悪くなります。
歪みは日常生活の中での体の使い方の癖などによっておこりますが、
他にも、ストレスによる噛みしめやスマートフォンやパソコンなどの操作時の姿勢不良からくる顎関節症も歪みの原因の一つです。

顎関節症の方って意外と多いのですが、顎関節症は首のゆがみと深い関係があります。

噛み合わせの悪さや片噛みによって顎関節に偏った負担がかかってき、それが首に影響してくるのです。
以前肩こりの治療で来院されていた方が、何度治療してもすぐ肩こりが戻ってしまう・・・
何か心当たりはないかと聞いてみるとそういえば、歯の治療をしてから左肩がこるようになったと仰いました。

そして歯を少しだけ削って調整してもらったらそれ以降肩こりがなくなったということがありました。

先日は抜歯をしてから肩こりがひどくなった方もいらっしゃいました。
アゴとクビの関係は密接ですね。

そして、歪みはこりだけでなく、色々なところに影響しています。
カラダの土台ってどこだと思いますか?

ずばり「骨盤」です。簡単でしたかね?

骨盤矯正を中心に施術をしている方の奥様から
「こちらに来るようになってから主人は疲れにくくなったし,下し気味だったおなかの調子もいいようなの」
とお話下さいました。

ご本人からは骨盤の歪みが少なくなってストレッチがしやすいし歩きやすくなったとは聞いていましたが、
日常生活がこんなにも変わったことまでは気付いていなかったご主人。

奥様の仰るとおりカラダの土台である骨盤を整えることは、
こんなにもお身体の状態を改善することができるのです。

人は約206個の骨を持ち、その骨と骨の間に関節があります。

その関節を少しづつ歪めながら人はバランスをとり立っています。

関節の中でとても歪みやすいのが仙腸関節という骨盤の関節なんです。
あなたは足を組むことがありますか?
片足に体重をかけて立つことがありますか?

そのような姿勢のときに仙腸関節は歪むのです。

骨盤の中やその周辺には何があるか想像してみてください。
大腸や生殖器ですよね。

骨盤の歪みを整えることで便通が良くなったり、生理痛が改善されるのです。

だから妊娠に向けての施術にも骨盤矯正はとても重要視しているんですよ。
話がそれてしまいましたが、血液循環を良くするもう一つは「運動」です。
おすすめはジョギングですジョガーって知っていますか?
私はスタッフから聞いて知りました。ジョガー【jogger】ジョギングをする人。(kotobankより)
先日腰痛の方がいらっしゃいました。
整形外科では「すべり症 分離症」と診断され、カイロなどで日常生活には支障はなくなったが、大好きなマラソンだけはどうしてもできないと仰っいました。
もしマラソンができないのならば手術も視野に入れている、手術の前に出来る事はなんでもしたいとのことで来院されました。
ジョギングをしている人の話を聞いていると体調面も効果があるな〜と実感することが多いのですが、走ることは精神面でも効果があるのです。

そのなかで、「失敗に対する不安の低下」があります。

運動するとドーパミンが放出されドーパミンは気持ちを前向きにし幸福感を高めるのです。
体を動かすとドーパミン・ニューロン同士のつながりが強められ、自然とやる気が増すのです。

確かに走ったあとの気分はサイコーです!
そして、ジョギングをしている人は確かにポジティブな人が多い気がします。

疲れたとき、どうしますか?
もちろん休むでしょって思いますよね。

正解!
なんですが、もっと早く回復させるのが運動をすることなんです。
余計疲れるなぁって思いませんでしたか?

身体に疲れが溜まったときほど軽い運動をするが疲労回復の近道なんです。
人によってやそのときのお身体の状態にもよりますが、ジョギングなら歩くよりも少し早い程度のスピードで十分です。
身体の中に酸素を多く取り入れることにより傷ついた細胞を蘇生させ、疲れた身体を回復させるのです。

つまり有酸素運動ですね。
これは酸素運搬のための血液循環がポイントとなるのですが、これが円滑に行われるならば疲労回復の効果が高まるのです。
運動すると心拍数が高まりますよね。

心拍数を早くするということは血液が多量に循環していくということ。
しかしあまりにも激しく心拍数を高めることは疲労を伴います。
つまり心拍数が安静時のままで、血液循環がよくなればよいのです。
だから軽い運動が十分なんです。
みなさんも歪みを意識した生活と、運動を習慣を取り入れてこりの無い身体を目指してみませんか?
サポートいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。