自律神経と妊活の関係③

こんにちは、

江東区毛利にある、不妊専門鍼灸院、住吉鍼灸院です。

 

本日は、自律神経と妊活シリーズ、第3回目になります(全4回)!!

 

前回(第2回)は、自律神経が乱れると、

どのような症状が出てくるのかについてお話しさせて頂きました^^

 

本来であれば、副交感神経がしっかりと機能する事で、内臓への血流が増します。内臓への血流が増すと子宮、卵巣へも血液がしっかりと巡ります。またホルモンは血液に乗って運ばれるので、血液の流れが良くなる事で妊娠しやすいお身体になっていきます。

しかしながら、私たち現代人は常にストレスを抱えながら生活しています。

それによって、交感神経が常に働き過ぎている私たちである事を知りましたね!!

 

過度なストレスは不妊の原因にもなります。克服できる位のストレスの量なら良いストレスですが、克服できないようなストレスならば、一度ストレスを排除して、まずは体力を回復させること、そこから更に、子宮や卵巣への血流を上げていく事が妊娠には重要になります。

では、「ストレスが溜まることで自律神経が乱れる。。。」

自律神経を乱すストレスとは、一体なんなんでしょうか?

本日はそんな、ストレスについてみていきましょう!!

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では、分かりやすく私たちの身体とストレスについて考えてみましょう。

例えば、スポンジの上に積み木を置いたとします。

この積み木がストレスで、スポンジが体力だとします。

積み木(ストレス)が重ければ重いほど、スポンジ(体力)は凹んでいきます。

このストレスの原因が分かれば積み木の重さを減らしていく事ができますね!

またストレスに対して対応できる体力があれば、ストレスと感じることはありません。

(体力については次回またお話しさせていただきますね。)

 

大半の方は、ストレスと聞いて

まず、思い浮かぶのは精神的ストレスではないでしょうか?

ストレスとはそもそも工学や物理の用語で外部からかかる力に対して物が歪むことを指します。

もちろん精神的ストレスはストレスの一つですが、それ以外にも私たちには、様々なストレスがかかっていてます。

大きく4つに分ける事が出来き、

それが、精神的ストレス、構造的ストレス、化学的ストレス、温度湿度ストレス、この4種類になります。

 

一つひとつ説明していきますね。

まず1つ目のストレスは、

精神的ストレスです。これは一般的に、ストレスと呼ばれているものですね。

基本的に『嫌だな〜』と思う事で、人間関係やお仕事、それ以外にも、目の前にゴキブリがいるとか、満員電車に2時間など、精神的に好ましくない状態の時です。

こんな時は、やはり交感神経が強くなるなるので常に緊張した状態になります。そうなると内臓に運ばれるべき血液が脳や筋肉に運ばれるので、子宮や卵巣への血液が、巡りにくくなりそうですよね?

ですから、こういった精神的に好ましく無い環境は避けるか、あるいは、気持ちが落ち着くようなリラックス時間を別に確保して、副交感神経を高め内臓に血液を巡らせていく事が大切になります。

 

2つ目は、構造的ストレスです。

これは骨盤や背骨が歪んでいることや、姿勢が悪いことで、その部分の血流が悪くなったり、脳にストレスを与えている状態です。

例えばずっと座りっぱなしでいると、足が痺れてきたりしませんか?このように同じ姿勢でいると圧迫されて血液の巡りが悪くなります。更に、骨盤の歪みにより、靭帯で支えられている子宮が引っ張られ血流が悪くなったり、

男性であれば、座りっぱなしの生活が5時間以上続くと、精子の数が30%も減るといわれています。

また、肩こりや腰痛のままお仕事をしていると、イライラしてきたりすることはありませんか?

最初は小さな構造的ストレスが、長時間にわたってさらされると、大きなストレスへと変わってきますよね。

そんな時は、例えば、デスクワークの方は、1時間に一回、肩をまわしたり、トイレ休憩を活用して、血液を巡らせてあげると良いです。

そして、普段から体に力が入りやすい方は、まず身体の力を抜く練習からしてみましょう。

紙に書いて常に、力を抜く!と意識することで、

初めはできなくても、段々と力が抜けるようになってきます。チカラが抜けると、血液が巡りやすくなります!また深呼吸をゆっくりと、行う事で副交感神経を働かせる事ができるので、リラックスすると、子宮や卵巣への血液が巡りやすくなりなります。

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3つ目は、化学的ストレスです。

化学的ストレスは、栄養素の過剰や不足、薬や胃腸から体内に入るものと、

排気ガス、タバコ、大気汚染、シンナー類、気体によって肺や皮膚から体内に入るもの、高い山などに登り酸素が薄くなること、などが含まれます。

特に食事は大切で、食べたものから身体は作られていますから、

今、ご自身のお身体を大切にすることは、

これからの新しい命にとっても、大きく影響してきます。きちんとした食事を摂って細胞一つ一つが、良くなっていくと、子宮や卵巣の状態はもちろん、質の良い卵子になっていきますし、精子の質も上がってきます。

外食やコンビニ弁当などが多い場合には、まずきちんとした食事をすることからですが、難しい時には、サプリメントなどで足りない栄養素を摂るようにするのも手段のひとつです!

また、大豆製品は、幸せホルモンの原料になるので、手軽に摂取出来るのではないでしょうか。

また、カフェインや甘いものは、体にとって胃腸の機能を低下させたり、

血糖値の急激なアップダウンを起こすため大きな負担となりますので、症状があるときは

控えるだけでも身体はラクになります。

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4つ目は、温度湿度ストレスです。

ストレスをたくさん抱えている方は、温度変化だけでも症状が出る場合があります。

冷たい空気を吸ったときに咳き込んだ経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このように外部環境が与える身体への影響は大きいです。特に足先が冷えていると、足先の冷たくなった血液が心臓に帰る時に、身体全体を冷やしてしまいます。そうすると内臓を巡る血液も冷たい血液が巡り、血管が収縮し、血液の巡りが悪くなります。では、逆に子宮や卵巣を巡る血液を暖かい血液が流れたらどおでしょうか?内臓の毛細血管が広がり、隅々まで血液が運ばれて子宮や卵巣の細胞に栄養がしっかりと運ばれます。ですから、妊活をしていく中では、日頃から足湯や、お風呂、レッグウォーマーなどを活用し、足先を温める事で、身体の内部を暖かく保つことが大切ですね!!

以上が4つのストレスになります!

 

このようにストレスといっても精神的なものだけではなく、

構造的ストレスや化学的ストレス、温度湿度ストレスなどがあるので、

ご自身の周りにある、ストレスは何が多いのかな?と探してみると、

お身体のサインに気付けるかもしれません!

また、このようなサインを見つけた時は、意識的に、日常生活に時間的な余裕を持つことも、とても大切です。

症状が強い場合には休む時間が必要ですし、

時間に余裕ができると心の余裕も感じることができます。心に余裕ができてリラックスできると、副交感神経が働いて、身も心も、修復し、更に妊娠しやすいお身体へと変化していきます。

 

また、鍼治療には自律神経を整えて、副交感神経を働かせる効果があります。そして硬くなった筋肉の、血流をよくし、身体を温め栄養するるので、妊活にもお役立て頂いています。

皆様の、お身体が活き活きと快活に過ごす事ができる、お手伝いができれば幸いです。

 

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