【江東区】更年期障害とは*まとめ*【不妊専門鍼灸院】

2021/05/26

こんにちは。

住吉鍼灸院です。

 

今回は更年期障害のまとめをお伝えします。

 

さて、更年期障害と聞くと何が思いつきますか???

【ホットフラッシュ】が出るとかいいますよね。 これは更年期障害の代表的な症状で、

急に頭が熱くなったり、汗をかきやすくなったり することを言います。

他にも人によってさまざまな症状がありますので、1回セルフチェックをしてみましょう。

 

1. 顔がほてる

2. 汗をかきやすい

3. 腰や手足が冷えやすい

4. 息切れ、動悸がする

5. 寝つきが悪い、または眠りが浅い

6. 怒りやすく、すぐにイライラする

7. くよくよしたり、憂鬱になることがある

8. 頭痛、めまい、吐き気がよくある

9. 疲れやすい

10. 肩こり、腰痛、手足の痛みがある いかがでしたか。どのくらい当てはまりましたでしょうか。

 

汗をかきやすくなった、息切れ動悸、のぼせやすい、疲れやすいことは有名ですが、

肩こり腰痛も更年期障害によって起きている…なんてことがあるかもしれません。

ちなみに日本人の更年期女性にみられる不定愁訴として【肩こり】【疲れやすい】が 多く報告されています。 当てはまるものが多かった方は一度婦人科に相談することをオススメします。

 

次に更年期障害を詳しく説明していきますね。

更年期障害とは、卵巣機能低下に伴うエストロゲンの減少と社会的、環境、個人要素などが複雑に絡み合い、器質的疾患がないにもかかわらず、自律神経失調を中心とした多彩な不定愁訴を主とする症候群である。

 

 

と、参考書には記載されています。

難しいですね…

 

 

簡単にまとめると、【卵巣機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)が減少することでホルモンバランスが崩れ心や身体に様々な不調が現れること】をいいます。

 

 

次にメカニズムについてお伝えします。

 

①脳にあるホルモン分泌司令塔がエストロゲンを出すように指令します。

➁でも卵巣から十分なエストロゲンが分泌されません。

➂それでも脳からエストロゲンを出すようにと言われ続けるのですが、エストロゲンがないことでその指令を止めることが出来ません。

➃その結果大量のFSHやLHが分泌されます。FSHやLHは自律神経中枢に影響を及ぼすと言われており、それが様々な症状として現れるのです。

ドクター’s コラムより引用

 

 

【西洋医学的な治療法】

治療法は大きく分けて3つあります。

*ホルモン補充療法 HRTとも言われます。

これは、減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を補充する方法です。 これにより、ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)や発汗などの血管運動系の症状の改善、 動悸や知覚異常など自律神経系の乱れの改善、閉経後骨粗しょう症の予防と改善、 泌尿器生殖器の粘膜が萎縮や乾燥して起こる萎縮性腟炎や性交痛などの改善がみられます。 そのほか、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やして脂質異常を改善、 不眠症状の改善、コラーゲンを増やし肌のハリや潤いの改善も期待されます。 また、子宮がある場合はプロゲステロン(黄体ホルモン)を併用して投与します。 更年期障害の根本的治療法として最も期待されているほか、保険適用で自己負担が少ない こともポイントです。 このホルモン補充療法には、口から飲む方法と皮膚にテープを貼る方法があります。 [口から飲む方法] 胃腸から吸収され、血液に入ります。そのため胃腸が悪いと飲めません。 [皮膚にテープを貼る方法] 皮膚から直接吸収されて血液に入ります。飲み薬より胃腸への負担は減りますが、 皮膚がかぶれたりかゆくなったりすることがあります。

また、ホルモン補充療法には投与方法が6つあります。子宮が残っているか 残っていないかで治療法が変わってきます。

[子宮を摘出した方] エストロゲン単独療法 ①持続的投与法 ②間欠的投与法

[子宮が残っている方] エストロゲン、黄体ホルモン併用療法 ①周期的併用投与法 間欠法 ②周期的併用投与法 持続法 ③持続的併用投与法 エストロゲン貼付or経口、黄体ホルモン経口 ④持続的併用投与法 エストロゲンおよび黄体ホルモンのテープ

 

*漢方

漢方と聞くと東洋医学のイメージが強いですが、症状の改善方法として病院から 処方されることも多いです。 ①のホルモン補充療法が使えない場合や、様々な更年期障害の症状をもつ方に まず使われます。

 

*抗うつ薬、抗不安薬

うつっぽかったり、不安の症状が強い方、①のホルモン補充療法が無効な方に 処方されます。この場合は、人に話を聞いてもらいストレスを取り除くことも 有効なので身近な人やカウンセラーを頼るのもオススメです。

 

 

【東洋医学的な治療法】

東洋医学では五臓(肝、心、脾、肺、腎)を診ていきますが、更年期障害でポイントと なるのは、【腎】です。

腎は生殖機能を司るほか、骨の成長や維持、歯や髪の毛にも深く関わっています。 そんな腎ですが、老化に伴い機能が低下していきます。 それにより、骨折しやすくなったり、歯や髪の毛が抜けるという症状が現れます。 また腎の気は陰陽のバランスが保たれています。 しかし腎の気が低下するとそのバランスが取れず、陰か陽どちらかの機能が低下し、 身体に不調として現れるのです。

更年期障害に多いのぼせやほてりは聞く感じ熱っぽいですよね。 これは、陰の機能が低下した陰虚という状態です。 一度陰陽のバランスが崩れるとのぼせやほてりによって睡眠が上手く取れず、 体力が回復しません。

そうするとどんどん症状は悪化していきます。 睡眠は身体の熱を鎮める効果があるとされているので、 陰の機能を持っているということになります。そのなかで、睡眠が上手く取れないと なると陰の力が弱いということになるのです。 ですから陰と陽のバランスが施術においてポイントとなります。

 

「陰」が不足すると、のどが渇きやすく、汗もかきやすくなります。 要は潤いが不足していて熱っぽいことを指します。 そうなると、ツボとしては潤いを与えたり、水分代謝を良くするところを 取る必要があります。

有名なのは【太渓】や【湧泉】

太渓:「腎」の機能を司る代表的なツボです。腎とは、現代医学の腎臓を含めた、 泌尿器系・生殖器系に関わるとされていて、人間の生命力とも密接に関係すると 言われています。 また「渓」の字は谷や水を流れる川を意味することから水分代謝に関係する ツボでもあるとされています。

湧泉:こちらも「腎」の機能を司る代表的なツボです。泉が湧くと書くだけあって こちらも水分代謝に関係するツボです。

 

また、施術としては、上にのぼる性質がある熱を足を温めることで足の方へ下げるような 施術を行います。あとは水分代謝を良くしていく施術を行います。

 

長々と最後までお読みいただきありがとうございます。

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加藤優衣