骨盤の歪みと足

2020/01/29

今日は骨盤の歪みと足の関係のお話。
骨盤のゆがみって自分では気づきにくいですよね。

実は、骨盤と違うところで危険信号を知らせてくれたりしているんです。


踵の痛みで来院される方は稀ですが、他の施術をしているときに「なんだか踵が痛いんです」とお話される方は少なくありません。
ある週は「踵が痛い」と訴えた方は、計3人もいました。そして全員女性で左踵でした 笑

踵の痛みはなぜ起こるのか?
骨折など外傷がある場合を除いて踵周囲のなんらかの炎症なのです。

ではなぜ炎症が起こるのか?
それはなんらかの影響で地面からの衝撃が強くなるからなのです。そしてそれは骨盤の歪みからくることが多いのです。

骨盤の歪みによって地面からの衝撃に左右差ができてしまい、片方だけが痛いということになってしまうのです.

この3人の女性に共通していることは骨盤の歪みが強いこと。
当院では施術の中で骨盤矯正を取り入れています。

骨盤はカラダの土台。
土台を立て直すことでカラダのバランスをとっていっています。

骨盤は女性だと赤ちゃんのおうちでもありますよね。
踵のためだけでなく妊娠しやすい環境作りにも骨盤矯正はとても大切なものなのですよ。
そしてもう一つ骨盤と足の話。
魚の目ができるんです、、

とお話されることって少なくないんです。
またそんなお話がなくても施術中に「あっ、魚の目がある」って気付くこともあります。

魚の目は足にかかる体重が偏っている場合や、いつも同じ場所に圧力がかかっている場合などにできます。

ということは、こちらも骨盤の歪みと関係してくるのです。
魚の目の芯を取り除いても取り除いてもできるときは要注意です。


片方の足ばかりに体重がかかってしまっている可能性もありますので、姿勢の改善が必要ですね。

ただ姿勢とは癖によって形作られやすいので、骨盤の矯正をしてもらうと一番いいですよね。
妊娠のために骨盤内環境を整えることは体質改善の大きな柱のひとつですので、私たちは足の裏まで診ているのです。



また冷え性の方は魚の目ができやすいとも言われます。

血行不良により皮膚が硬くなりやすいのです。
骨盤内臓器の本来の働きを取り戻すためにも魚の目はなくしていきましょう。

あなたの足の裏はいかがですか?


最後に歪みから肩こりになってしまった方の改善症例をご紹介しますので、
参考にしていただけますと幸いです。
【患者像】
40歳 女性 会社員

【来院】
2019.1

【症状と来院理由】
主訴:右肩周りの動きが主訴で、ヨガをする際に可動域が狭く
なっていることから来院。 その他足の冷え。

【治療経過と内容】
治療方針:骨格の歪みからくる、身体の緊張、猫背、血行の悪さ、最終的に可動域が狭くなっていることから、
①頸肩周りの緊張を緩める
②原因となる骨格の歪みを整える
③可動域を広げていくことを治療方針としました。

治療経過:初診で身体の緊張を取り、2、3診目では可動域を
広げていきました。5診目以降は可動域を広げていく事をベースに骨格の歪みと筋肉を緩めながら可動域を広げていきました。
1ヶ月半〜2ヶ月頃にはヨガをしてもほとんど気にならなくなりました。その後はメンテナンスで継続治療をしています。

【同時に治療した症状】
肩こりの原因となる骨格の歪み


【使用した主なツボ、手技など】
肩井、天宗、秉風、肩甲骨周りの圧痛点
骨格の歪みの整体と可動域を広げていく活法整体


【考察・まとめ】
初めは身体の緊張が強かったですが、
緊張を取り、歪みを調整していく事でご自身で気づいて頂き、生活の中で何を改善していくのかをお伝えしていきました。



最後までお読みいただきありがとうございました。