こんにちは
住吉鍼灸院です。
冷え込む日が続きますが、皆さん冷えと言ったらどこを想像しますか?
手先、足先を上げる方が圧倒的に多いと思います。
今回は、色んな冷えがある中でも「おしりの冷え」を中心にお話していきます。
◆あなたのお尻はどうですか??
「あーーーー!!分かる!!おしりって冷えるよね!!」と共感してくださった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
逆におしりの冷え??という方は、今、お尻を触ってみてください。
「え?!冷えてる!!」となった方は、是非最後まで読んでいってください。
実は
不妊症や生理痛など様々な不調のある人に共通してある言われているこの“おしりの冷え”ことを、先ずは知って、対策やケアを出来るようにしていきましょう!
おしりが冷たい原因とは??
おしりが冷える原因はいくつかあります。
おしりの筋肉が少ない
特に女性に多いのですが、おしりの筋肉が少なく脂肪が多い場合。脂肪には冷えやすく温まりにくいといった特性がります。脂肪は寒さから体を守る働きを持っていますが、一度冷えたら温まりにくいのです。
女性の体は元々、外からの刺激から子宮を守るために、お尻に脂肪が付きやすい構造となっています。また手や足と違っておしりは動かすことがあまりないため、元々、血行は悪くなりがちな傾向にあります。
また、お尻は太い血管がない(骨盤に近い深いところにあります)ので、血管が細かい分、血行は悪くなりやすいです。
さらに、デスクワーク等で長時間座りっぱなしの方は、おしりに体重がかかって圧迫される状態となります。
圧迫されている状態が続くことで、余計に血行やリンパの流れが悪くなってしまい冷えてしまうのです。
私は立ち仕事なのでセーフ!・・・と思った方ごめんなさい。(涙)
一日のうち、立ち仕事が多い場合も、座り仕事同様に筋肉が動かず、立っているという動作で筋肉に力が入り血管を圧迫し血行が悪くなりがちなので要注意です!
この座っていても立っていても常に体をささえているというところが、おしりの冷えが取れにくい厄介ポイントでもあるのです。。
では。
どうして血行不良になってしまうのか、ということですが大きな要素が一つあります。
それは「歪み」
歪みが起こると、ちょうどホースをぐにっと曲げると水が通りにくくなるように血液も滞りやすくなります。
歪みのきっかけは様々で、
足を組む
片方の手で荷物を持つ
片方に重心をかけて立つ
うつぶせ寝、横向き寝をする
電話をする際、顔と肩で支える
合わない靴を履く
など、日々のちょっとしたことで骨盤はずれやすくなります。
また、生理のホルモンバランス、出産などでも骨盤はずれやすくなるため、特に女性は注意が必要なのです。
歪みを整えて血流が悪くならないようにすると、体は自然と温まりやすい状態になっていくということですね。
全身の内臓が冷えている
おしりの冷えや歪みによって冷えがさらに進むと内側の内臓まで冷えてきます。胃腸や大腸など身体の内部の冷えを感じてきたら要注意です。さらに進むと外も内も冷えている状態なので冷えている自覚症状が無い方も多くいらっしゃいます。内臓の冷えをそのままにしておくと、全身が冷えてきますから目に見えて、クマや肌荒れ、肩こりや食欲がない、朝がなかなか起き上がれない、少し体を動かすだけで息切れになったり、夏でも汗をかきにくくなるなど、体調不良などにも繋がっていきます。特におしりが冷えているということは骨盤内の血流が悪く子宮などの婦人科系臓器やその他の内臓も冷えていきます。おしりの冷えは放っておくと便秘、生理痛、不妊症、痔などのさまざまな病気を招くことに繋がるのです。
おしりが冷たいとどんなデメリットがあるの?
おしりの冷えは女性の身体にさまざまな影響を及ぼします。そして妊活はもちろん日々の生活の中でも気付かぬうちに全身を冷やす引き金になっていることが多いのです。
全身の老廃物が溜まりやすい。
血液やリンパの巡りが悪くなるため必要な栄養や酸素が全身に行き渡らず疲れやすく、肩こりやそれによる頭痛などの症状が出やすくなります。また血流が滞ることで冷えると寝つきが悪くなりますから睡眠の質も悪くなってしまいます。
むくみの原因になる。
血液やリンパの巡りが悪くなるとリンパ管や血液から水分が漏れ出て細胞の間に溜まります。また老廃物を排出しにくくなるためその老廃物が血管を圧迫、血流を悪くすることで冷え、代謝機能が低下していく悪循環を繰り返すことに。
免疫力が低下し健康維持がしにくくなる。
冷やされた血液がおしりや骨盤内(つまり子宮や卵巣です…!)、胃腸などをめぐることで、体の内側から冷えてしまうというと、代謝機能が低下し、有害物質や老廃物が蓄積されていきます。特に小腸にはリンパ球をはじめとした免疫細胞が多く集まっていていますが、遺物を排除する仕組みがうまく働かないと、体に害を与える異物が増えてきてしまいます。それによって免疫系に過度の負担がかかりますから、疲弊してしまうのです。このようになってくると健康維持がしにくいのはもちろん、女性の身体は免疫が過剰に働いて精子を異物だとみなし攻撃してしまいかねません。きちんと免疫が働き赤ちゃんを受け入れやすい体づくりをしていきましょう。妊活中の女性が冷えてはいけない!というのにはこういった理由があったのですね。
おしりが温まれば全身のさまざまな悩み不調を改善することができます!
おしりの冷えがここまで身体に影響を及ぼしているなんてびっくりですね。ここまで読まれると皆様もきっとおしりの冷えを改善したくなってきたのではないでしょうか?おしりを効果的に冷えから守り健康な身体作りをしていきましょう!
おしりを冷やさないためにはどうしたらいいの?
おしりを冷やさないためには実際に運動やストレッチを行い筋肉を緩めて血流を良くしていくことや、鍼灸治療を通して骨盤や全身のバランスを整えていくことが効果的です。ここからは簡単にできる「おしりのストレッチ」と「当院の鍼灸治療でできること」についてご紹介していきますね。
自宅で簡単にできるおしりを温めるストレッチ
今回は床で行っていきましょう。
①まずは寝そべった状態で片方の足を4の字にしてもう片方の膝の上に載せます。4の字にした足をもう片方の膝でお腹に寄せるように抱きかかえていきましょう。
この姿勢ではおしり全体が伸びるのはもちろん、大きな筋肉である大臀筋がストレッチされ流ことで血流を改善していきます。
②次はテニスボールやストレッチポールを用いてお尻の筋肉をほぐす方法をご紹介していきます。
このように横に寝そべりながらおしりの辺りを気持ちいい強さで、コロコロとほぐしていきます。体重の乗せ方で負荷が変わりますので気持ちいい強さを目安に左右ともに行っていきましょう。おしりの筋肉を柔らかくして血流を促すことで温まりやすい状態になっていきます!
それではここまできたら、皆さんが気になるのは、この治療院では何が出来るのか、ということだと思います。
では、ここからはおしりの冷えに対して、当院でできることをお伝えしていきます。
当院での治療法
①鍼
当院は鍼灸院ですので、必ず治療の中で鍼を行っていきます。
鍼は深い筋肉に直接アプローチすることができますので、デスクワークや立ち仕事で硬くなってしまったおしりの深い筋肉を緩め、血流が悪くならない状態にしていきます。
また、鍼は体にとって異物ですので、その体に入ってきた異物をどうにかしよう!と血流が鍼を刺したところに集まって来ます。
ですので、血流が悪くなりやすいところに鍼をすることによって回復力(つまり血行)が高まり身体をいい状態にしていきます。
自分の力を引き出すイメージが一番近いかもしれません。
更に住吉鍼灸院では、一人一人の状態に合わせて、鍼の効果を高めるために、手技療法と言われる「ひとの手を使った施術」や補助療法といわれる「お灸や電気、遠赤外線など補助的な治療」を組み合わせるコンビネーション療法をオーダーメイドで行っています。
②オイルトリートメント
O2クラフトという酸素が空気中の10倍含まれているオイルを使って、筋肉に向けて手でアプローチしていきます。筋肉の緊張がとれオイルの効果と相まって血行の改善に繋がります。
③遠赤外線
住吉鍼灸院では各ベットに1台づつ遠赤外線の機械を取り入れています。主に足元を遠赤外線で温めることにより、血流が良くなり内臓へ向かう血液が温められ身体がリラックスしてより筋肉も緩まることで全身の血行改善になります。
「歪み」の治療
①活法整体
初めて聞く方も多いのではないでしょうか。“活法整体”とは古武術の一つで、身体のバランスを整えて動きを良くする整体です。
古武術というと痛そう怖そうと思いがちですが、妊婦さんやお年寄りの方でも安心して受けられる優しい整体です。
歪みというと骨のイメージがあるかと思いますが、実は、筋肉の使い方の差からバランスが崩れ強いほうに引っ張られていたり弱いほうが負けていたりして歪みとなっていることも少なくありません。
その活法整体を使って筋肉のバランスを整えることで歪みを改善していきます。
②整体
こちらの整体は皆さんがイメージされる、骨の関節の可動域を良くする整体です。筋肉が緩んできていて歪みが取り切れない方、歪みによってつまりが出ている方に行う治療です。
その他にも、お灸や温石など様々な治療がありますが、上記のような治療を通して冷えの改善を行っております。
また更に当院で必ずお伝えしているのは、おうちでのケアの方法です。
何故わざわざ治療に来ているのに更におうちでケアしなければならないの!!と思う気持ちも分かります。
それでもケアをお伝えしていくのには理由があります。
冷えの改善の治療を仮に1週間に一度受けたとします。
しかし、その治療している1時間よりもそれ以外の6日と数時間で冷える生活を送っていたらどうでしょうか。
治療で温まる体に近づいても必ず戻ってしまいますよね・・・
ですので、おうちや職場、普段の生活でどのくらい冷えに対して気にかけてケアをしているかが凄く重要になってくるのです。
ということで、当院で冷えの改善で必ずお伝えしているとっておきのケアをつ2伝授していきますね!!
■腹巻
一番簡単、かつ手軽にできるケア。それが「腹巻」です!!
今はオシャレにウエストウォーマーと呼んだりしますね。
そうです、つけるだけなのです。少し長めの腹巻を、おしりの方まで下げて付けてあげることで、物理的に冷えるのを防ぎます。
ここで1つ重要なポイントがあります。それは腹巻であれば何でもいいというわけではないということです。
もこもこした化学繊維でできた腹巻は一見とても暖かそうですが、逆に蒸れてしまい、汗をかいて余計に冷えてしまうことが多いのです。
そこでおすすめしたいのが、シルク100%の腹巻。
シルク、絹は保温性が高いにもかかわらず、通気性も良い凄い素材なんです!!
冷房で冷える夏場でもつけられるので、普通の腹巻より少しお高いですが絶対お買得なのです!
パンツ!ブラジャー!腹巻!の勢いで明日からでも実践してみてくださいね!
■足湯
温泉地などで一度はやったことがあるのではないでしょうか。
やり方はとっても簡単
①バケツや桶に、熱ッと感じるくらいのお湯をはり、くるぶし上くらいまでつかります。
②顔が少しほてってくるまでつかりましょう。(10分~15分)
③使っている間は冷めないように熱いお湯を差し湯するのがポイント
④最後に冷たいシャワーを足にかけ、毛穴を引き締めましょう。
足先が冷えて寝付けない方、朝起きてもだるくてしかたない方、それぞれ寝る前、起きてすぐにするとびっくりするほど効果を感じると思います!
その他、坐骨神経痛などの腰痛もちのかた、膝のいたみのあるかた、生理痛のひどい方などにもおすすめです。
是非チャレンジしてみてくださいね!!
おしりが冷たい原因と改善方法のまとめ
おしりが冷たい原因は3つ
・おしりの筋肉量が少ない。
・骨盤の歪みがある。
・全身の内臓が冷えている
改善方法は…
・おしりのストレッチ
・当院で行っている治療の併用
・腹巻きと足湯
ここまでで紹介してきたような治療やケアを続けていくことで、おしりの冷え、そして体全体の冷えが良くなっていく方がほとんどです。
また、これは妊活の患者さんをたくさん診ている中での感覚なのですが、患者さんの足、お腹、おしりの冷えが、治療で温める前からポカポカになってきたころに、
「生理痛がほとんどありませんでした」
「レバーみたいにドロドロだった経血がサラサラの鮮血になりました」
「陽性反応が出ました!!」
というお声をいただくことがとっても多いのです。
これは他の妊活の方を診させて頂いているスタッフも、それぞれ同じことを実感しています。
病院では発見されない、見えない体質の改善を住吉鍼灸院でしていきませんか?
全力でサポート致します。
長くなりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました!
何か気になることがありましたらお気軽にお問い合わせくださいね!!
住吉鍼灸院
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【監修】
住吉鍼灸院
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
藤鬼 千子