胃下垂と不妊2

こんにちは

住吉鍼灸院です。

 

前回は胃下垂について、東洋医学的な観点からお伝えしてまいりました。

今回は、西洋医学的な観点からお伝えさせていただきます。

 

胃が正常な位置より常に下がっている状態を胃下垂といいます。

原因がはっきりしているものと、そうでないものに分かれます

病的な原因としては、糖尿病に関連した胃下垂が多いといわれており、そのほかにも以下のようなさまざまな病気が原因となりえます。

  • 胆嚢たんのう疾患
  • 膵炎
  • ウイルス感染症
  • 神経性食思不振症
  • 胃食道逆流症
  • 胃がん
  • アミロイドーシス
  • パーキンソン病
  • 甲状腺機能低下症

などです。また、胃の手術をおこなった後や暴飲暴食、過労、ストレス、出産などによって胃下垂が引き起こされることもあります。

そしてそのような病気などの原因がなくおこるものが多くありますが、おなかの壁の脂肪不足や腹部圧力が低下している痩せ型の人におこりやすいといわれており、多くは胃の動きが低下し、胃の働きが弱った状態(アトニー)を伴っています。

虚弱体質など先天的なものによるところが大きく、胃下垂単体では必ずしも病気とはいえません。暴飲暴食、過労、不安、など様々なストレスが引き金になって胃の働きが弱り症状が現れやすくなるともいわれておりますが、体型とも関係があるようで、一般に女性に多く見られます。

 

気になる症状ですが、必ずしも症状を伴うとは限らず無症状の方も多いです。しかし、何かしらの症状を引き起こすこともあります。具体的には、心窩部しんかぶ(みぞおち付近)の痛み腹部膨満感、吐き気、便秘胃酸の逆流、口臭などが出てくるといわれています。

食後にお腹の張りや吐き気などが増悪することもあります。また、胃が骨盤部まで落ち込むことで、お腹がぼってりと腫れて見えることもあります。よく言われる瘦せ型のポッコリおなかですね。

一方で、特に自覚症状がなく、別の理由で行われた透視検査をきっかけとして、胃下垂の指摘を受けることもあります。

 

というように、胃下垂だからといって何か悪いことが起きるということではないのです。

つまり、胃下垂が直接の原因ではありませんが、胃が本来ないはずの場所まで落ちてくることで、おなかが出る、つまり、下の臓器を圧迫してしまうのです。

子宮は血流が大きくかかわる臓器ですので、おなかにある血管を胃下垂によって圧迫してしまうと、妊娠するための子宮にとっては良くないということになります。

 

では当院ではどういった治療をしていくかは次回お伝えしていこうと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。