チョコレート嚢胞って鍼効くの?2

こんにちは。
住吉鍼灸院です。


前回はチョコレート嚢胞とはどのようなものかをお伝えしました。
放っておくと不妊や、急激な腹痛の原因になることが分かりましたね。
とにかく!
放っておいてはいけないのです!


では、チョコレート嚢胞がある場合どうやって治療するの?
それを西洋医学的にお伝えしていきます。


まずは検査をし、問診や内診で卵巣腫大の有無を確認していきます。
卵巣腫大があった場合、チョコレート嚢胞かを判断するのに超音波検査や、
MRI検査を行います。

中には血液検査で血液中のCA-125という腫瘍マーカーを使用します。
反応があればチョコレート嚢胞の可能性が高くなるといわれていますが、
あくまでもこちらは副次的なもので基本は内診とMRIや超音波検査が主体となります。


治療法は大きく分けて2種類あります。


まずは薬物療法。
組織の増殖を抑え、痛みを緩和することが目的で、根治療法にはなりません。


*低用量ピル
一般的には避妊薬として有名ですが、子宮内膜が厚くなることを抑え、
子宮内で生産されるプロスタグランジンを減少させる効果があります。
つまり、低用量ピルは嚢胞の増殖、痛みを抑える働きをするのです。


*プロゲスチン経口剤
人工的に合成された黄体ホルモン作用を持つ物質を用いた薬で、
排卵を抑制する効果があります。
男性ホルモンといわれるアンドロゲン作用を抑えたジエノゲストが使われることが多いです。


*GnRHアゴニスト
子宮内膜に似た組織の増殖や剥離には女性ホルモンの分泌が関係しているので、
更年期(40歳以降)や妊娠を希望しない人に使用します。
この薬は身体を閉経の状態に近づけ、嚢胞を抑える効果があります。
偽閉経療法ともいわれます。


続いて手術療法
チョコレート嚢胞が4~5㎝以上の場合検討します。

*腹腔鏡下手術
現在の主流はこの腹腔鏡下手術です。
切る範囲も小さく、手術後の回復も早いのが特徴です。
この手術は、小さなテレビカメラを体内に入れて中を見ながら行います。
聞いただけでゾッとしますが、手術中は麻酔が効いているので安心してください。


妊娠希望のある方は、チョコレート嚢胞のみを摘出し、正常卵巣部分を残す方法を
とります。

患者さんが40代で妊娠希望がない場合は、癌化するリスクを減らすために卵巣を
全摘出して根治療法を行います。
温存術では、30〜50%の再発がみられるといわれているからです。


また、最近では温存術の後すぐに妊娠を希望しない場合は、
再発予防目的に「黄体ホルモン」を長期投与するとされています。

黄体ホルモンを服用することで、月経を止めるのです。
月経を止めることで、腹腔内への月経血の逆流を防ぐことが出来ます。

月経血の逆流を防ぐことが出来れば、痛みがなくなるのは分かったけれども、
そんなことして大丈夫…?


と思いませんか?
中にはそう思う方もいらっしゃるはずです。


月経を止めることに抵抗があるかもしれませんが、
再発予防にはとても大切だとされていますし、
服用を中止すれば月経は始まるので心配ありません!


今回はチョコレート嚢胞の西洋医学的治療をお伝えしました。
次回はいよいよ東洋医学的な治療法をお伝えします。


最後までお読みいただきありがとうございました。