「子宮内膜症と不妊③生理痛と過多月経は当たり前じゃない」

2023/02/15

皆さん、こんにちは!
江東区毛利にある、不妊専門鍼灸院、住吉鍼灸院です。


近年、生理痛と過多月経に悩んでいる女性が増えていますね。
もしかしたらこのブログを読んで下さっている方や
周りの方にも当てはまる方はいらっしゃるのではないでしょうか。
そしてこれが当たり前の日常になってしまっているなんてことも。

しかし、生理痛や過多月経は当たり前の事ではないのです。
本来、生理痛は、ないことが当たり前なんです!
そう、痛みは「ない」ことが普通なのです。

痛みがあるということは
子宮にも身体にも負担をかけている状態です。

少し休んでも痛みがとれなかったり
身体を温めても良くならない
痛み止めも効かない
1日寝込んでしまう
そんな症状があるのであれば少し注意が必要かもしれません。


また過多月経と聞いても
自分の経血量を誰かと比べることはそうそうないですよね。

正常であれば1回の生理(始まりから終わりまで)
の量は37〜43ml、多くても140ml前後。
150ml以上は過多月経だといわれています。

ということは1回の生理期間に
昼用のナプキンが2〜3枚ほどあれば
本来は足りてしまうのです。


わかりやすく例えると、
子宮は鶏卵くらいの大きさです。

卵を割った時の生卵は大体60mlくらいなので
もしも夜用ナプキンでも漏れてしまう、
1日に何度も替えないと間に合わないなどがあれば
かなり経血量が多いといえますね。

更に分娩時の出血量は300ml前後といわれていますから
もしも過多月経が毎月続くようなら
お産と同じもしくはそれ以上の出血を繰り返しているともいえますよね。

辛い生理痛と過多月経(経血の量が異常に多い)の症状がある方は
後々に子宮内膜症を疑われることが多いのも事実です。

特に不妊の方の2人に一人が子宮内膜症を抱えています。
血液が常に不足することで身体が
慢性的な脱水やエネルギー不足になることが想像できるかと思います。

生まれて来る赤ちゃんの健康状態は
妊娠前のカップルの健康状態に影響されますから
生理痛や過多月経のような症状があるのなら
早めにケアしておくと安心ですよね。

今まで東洋医学では「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」
この3つがバランスを保つことで健康が維持されるとお伝えしてきました。

血を作るのは普段のお食事です。身体は食べたものでできています。
外食やインスタントのもので済ませてしまえば生理中は
ただでさえ出血して血液が足りない訳ですから栄養が不足してしまいますね。
さらに水分が不足したりうまく排泄できていないと
血液の巡りも悪くなる為栄養が運ばれませんし老廃物を排泄できずに
溜めてしまうので血液がドロドロに。。
こうして血の巡りが悪くなり滞ることで
瘀血(おけつ)となり痛みや過多月経の原因になります。

また忙しさの中でストレスが溜まっていれば気の流れも悪くなります。
気とは生命活動の原動力のことでしたね。
例えば気のつく言葉をたくさん思い浮かべてみて下さい。
気をつかう、気持ち、空気、、、などです。
感情はご自身の内側から湧いてくる大きな力であり
好きなことや嬉し事はやる気や原動力になりますが
嫌なことや気分の悪いことは途端に
体調まで悪くなったりすることがありますよね。

初めは些細なことでも長く続けば
子宮内膜症などの不調につながっていきます。
月経痛や月経過多のような症状がある時には、
生活を見直したり、適度に休むことも大切です。

忙しくて自分のことは後回しにしてしまいがちですが、
今一度、月経痛や過多月経のような症状がないかぜひ
ご自身のお身体の声に耳を傾けてみて下さい。

鍼灸治療では自律神経と
ホルモンバランスを整え、
内膜の状態を安定させます。
特に生理痛やむくみ、イライラなどに効果が
発揮されるという報告があります。

妊活の体質改善はもちろん、
鍼灸治療は薬の副作用の緩和にもなりますので
不妊治療と併せて通われる方が多いです。

ぜひご活用いただければ幸いです。

本日も最後までお読み頂きありがとうございます!
ではでは、本日はこの辺で^^

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