江東区毛利にある、不妊専門鍼灸院、住吉鍼灸院です。
一度は耳にした事がある方も多いはず!
断食(ファスティング)には具体的にどんな目的やどんなやり方があるのかご存じでしょうか?
断食(ファスティング)と聞いて思うことは、
修行のため?ダイエット目的?
我慢するもの。辛い物なのではないか。
もしかしたらこんな風に考えている方も多いのではないでしょう?
今回は断食(ファスティング)を行うメリットややり方、身体に起こる変化についてお話しさせて頂きます!
腸のセルフチェック
まずは断食(ファスティング)の入門として腸の状態セルフチェックをしましょう!
1 規則正しく排便がある
2 食事は腹八分目にしている
3 便の色は茶色だ
4 おならのにおいが殆ど或いは全くない
5 毎日決まった時間に食事をしている
6 野菜を毎日の食事の中で多く摂っている
7 脂っこいものを控えている
8 水を1.5〜2リットル毎日飲んでいる
9 お酒は殆ど飲まない
10 平熱が36.5度以上ある
11 アレルギー症状が無い、気にならない程度である
12 ストレスを感じることが少ない
13 定期的に運動をしている
14 良質な睡眠を取れている
15 腸に良いと言われる食品やサプリメントを意識的に摂っている
〜結果発表〜
・15個:完璧な腸美人 安定した腸内フローラ
・14〜10個:腸美人 食生活や生活習慣で黄色信号になりやすい、腸美人
・9〜5個:黄色信号腸美人 少しずつ不調がでてきているかも
・〜4個:赤信号腸美人 腸内細菌たちが悲鳴をあげている
・10個未満の方はファスティングをお勧めします!
皆さまはいくつ当てはまりましたか?
断食(ファスティング)とは
断食とは一定の期間、全ての食物あるいは特定の食物の摂取を絶つ行為です。断食は宗教上の行事としても行われていますが、治療面での効果も期待できることから世界各地で続けられてきたセルフケアです。
またファスティングともいわれ美容面からも注目されています。
・短期間の断食(16時間、1日、2日)
短期間の断食では内臓の消化・吸収活動を一定期間休めることで老廃物や毒素を排泄する働きが強化されます。また、免疫力のアップや肌荒れの改善が期待されます。
・長期間の断食(3日、5日、1週間)
長期間の断食では血液中や筋肉中にあるエネルギーの素を枯渇させ、脂肪を分解してエネルギーに変えていきます。ダイエット目的で行う方には長期間でのファスティングをお勧めしますが、体調を崩す恐れもありますので医師や専門家に相談してから行うと良いでしょう。
断食を行う目的
断食を行う目的は人によってそれぞれありますが、今回はダイエットと腸内環境についてお話しします。
・ダイエット
脂肪を燃焼させる効果があることからダイエット目的で行われることもあります。
・腸内環境を健康に保つ
腸内環境を健康に保つ事によって栄養がしっかり腸で吸収され、身体だけではなく、精神面にも効果があると言われています。自律神経を整える事にも効果的です。
断食のメリット(効果)
断食のメリット(効果)をお伝えします。
*胃腸が軽くなる…内臓を休めることで本来の働きが出来るようになる
*便通改善…排泄力を高める
*味覚が敏感になる…内臓を休めることで本来の働きが出来るようになる
*精神が安定する…腸内環境は脳や感情にまで深く関わっているので、
断食により自律神経のバランスが整う
*肌がきれいになる…細胞が活性化する
*免疫力が上がる…細胞が活性化する
*妊娠しやすくなる…細胞が活性化することで卵子や精子の質が良くなる
このようなメリットがあります。
では身体の中ではどんなことが起きているのでしょうか?
①成長ホルモンの分泌が起こる
胃と小腸がスカスカになることで胃からグレリン、小腸からモチリンが出ます。
その結果、食欲を司る脳の視床下部に働いて、食欲が増進します。
子供たちが成長するには欠かせないホルモンですが、大人にも必要なのです!
成長ホルモンの働きとして以下のものがあります。
*骨や筋肉の代謝
*皮膚粘膜の入れ替わり
*糖、脂質、たんぱく質の代謝
*精神状態の安定
*生殖機能を正常に保つ
成長ホルモンは体の成長に必要不可欠ですが、が分泌されることで身体を作っていくわけですが、妊活においては重要な生殖機能を正常に保つ働きや、精神状態の安定を保つ働きがあります。
②サーチュイン遺伝子、オートファジー活性
サーチュイン遺伝子は断食開始後12時間で発動します。別名、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、その活性化により生物の寿命が延びるとされています。
この遺伝子が活性化することで、細胞内でエネルギー源となるミトコンドリアが増えます。
それにより、細胞内の異常なたんぱく質や古くなったミトコンドリアが除去されて、新しく細胞が生まれ変わるオートファジーが活性化します。
このオートファジーは自食作用という意味があり、断食開始後24時間で活性化するといわれています。
③脂肪細胞の燃焼
断食開始後3日目には脂肪細胞の燃焼がおこり、アディポネクチンが分泌され、血管の大掃除が行われます。
また脂肪細胞が燃焼すると、脂肪毒の排泄やケトン体体質になるといったことがおこります。
ケトン体体質になると筋肉や脂肪細胞からエネルギーを利用するので脂肪細胞が減ると言われています。
他にも、活性酸素の除去、細胞の修復、シミやシワの防止、動脈硬化や糖尿病の予防、さらには認知症、難聴などの予防などにも効果があるとされます。
断食のやり方や注意点
断食のやり方には様々なやり方があります。
下記に当院で行っているやり方を載せてありますのでご参考下さい。
ここでは注意点についてお話しします。
(断食によるマイナートラブル)
①冷え:食事を断つことで身体が冷えることがあります
―対処法―
・今までの運動習慣がある方は続けましょう
・足湯
・呼吸法
・具なしの味噌汁でもオッケーです
・足のオイルマッサージ
②好転反応(頭痛、吐き気、震え):身体が良くなる前の一時的な反応で、断食がきちんと行われている証拠になります。
―対処法―
はちみつをティースプーン1杯摂り、その後1時間休む
休むことが出来ない方は、予防で毎日少し採って頂いても大丈夫です。
断食中は必ず水を飲んでから寝るようにしましょう。
ファスティングを行う際の食事について
ここではファスティングを行う際の食事についてお話しします。
・おすすめの食材
おすすめの食材は胃腸に負担がかからない食べ物です。
お米や生野菜、豆類などは良いとされていますが、プラスアルファで断食(ファスティング)中は酵素のドリンクがおすすめです。
また、出来るだけ固形物の摂取を避けて行うと効果を感じることが出来るでしょう。
・避けた方が良い食材
主に胃腸に負担がかかる食べ物です。
例えば、
・スパイスや唐辛子などの香辛料
・アルコール、コーヒー
・蓮根やごぼうなどの食物繊維が多い野菜
・揚げ物
・脂質の多いお肉
などは避けた方が良い食材です。
当院のファスティング方法
当院で行っているファスティング方法をお伝えします。
上記でお話ししたようにファスティングは急に始めると危険が伴いますので準備期という期間が必要です。
各期のタイミングでどんな事をしているのかご紹介致します。
1、準備期
(ファスティング開始から1日~2日目)
和食中心の3食を食べます。
一食腹5分、もう一度同じ分食べられる量です。
※水2ℓは必須です。
2、断食期
(ファスティング開始から3日~5日目)
当院では、ミネラルソリュージョン、ハワイアンノニ、ドリアン、百寿という4種類のドリンクを推奨しています。
この4種類のドリンクを摂取していただきます。
※水2ℓは必須です。
※お腹が空いたときに具なしの味噌汁は飲ん頂いても大丈夫です。
3、回復期
(ファスティング開始から6日~7日目)
6日目の朝のみ、梅流しを行います。
梅流しは梅のクエン酸と昆布の粘りが洗剤の役割をして、大根の食物繊維がブラシの役割をして、腸内を磨いてくれるのです。
それにより、腸内の宿便をキレイにする効果があります。
(ファスティング開始から6日昼~7日目夜)
消化に良い食事を摂取します。3食食べて構いませんがいきなりお肉や魚などの固形物を摂ると胃がビックリしてしまいますのでこの期間は野菜スープや蒸し野菜など胃にやさしいものを摂りましょう。
※水2ℓは必須です。
・梅流しのやり方
用意するもの:大量の水、大根1本、昆布、梅干し、味噌
やり方:前の晩から大量の水に昆布と食べやすい大きさにカットした大根を煮ておく。
①まず白湯を飲みます
②大根をゆでた汁に梅を潰して1杯飲みます
③②の中に大根を入れて食べます
④②と③を繰り返します
ポイントはなるべくゆっくり食べることです。
大体30分くらいで便意を催しますが、正確に時間が読めない為、朝早く起きて行うのがオススメです!
断食(ファスティング)のメリットまとめ
断食(ファスティング)を行う目的は様々ありますが、ファスティングを行うことで腸内環境が改善され、身体だけではなく精神的にも安定させることができます。
メリットは多いですが、それに伴う好転反応も出てきますので行う際は専門家に頼って頂くと良いでしょう。
断食(ファスティング)が気になる方は是非、当院までご相談下さいませ。
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また施術を受ける前のご相談を公式LINEにて承っておりますので、こちらもどうぞご利用ください。
【監修】
住吉鍼灸院 院長 藤鬼 千子
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
2011年国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得。 2011年住吉鍼灸院入社。 2017年不妊カウンセリング学会認定、不妊カウンセラー。
施術歴13年