四十肩 総集編

今回は四十肩についてです。

年齢を重ねていくにつれ、肩が動かしずらい、動かすと痛みがでる、などの経験されたことはあるでしょうか。

当院にも肩の痛みで来院される患者さんも少なくありません。

肩の痛みで悩まれている方がいましたら、その方々の為になれれば嬉しいです。

 

1.「四十肩とは何か」

2.「当院でサポートできる事」

3.「自宅でできるセルフケアについて」

お伝えしていきます。

 

そもそも四十肩は改善するのか…

四十肩は正しい認識とその時期に合わせた処置をしていけば改善はしやすいです。

大切なのは改善していく経過が大切である、ということ、そして個人差がある、ということです。ここで言う個人差とは、その方の生活スタイルや仕事の状況などによっても大きく変わっていくので、焦らず自分のお身体と向き合っていく期間と捉えて進んでいきましょう!

そもそも四十肩って何なのか、また病院ではどんな事をするのか、について説明をしていきます。

 

・四十肩とは何か

・病院での検査について

 

四十肩とは関節痛の一種で、正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。

年齢を重ねると、肩の動きが悪くなったり、スムーズに動けなくなってしまうことがあります。特に中年以降に多いことから、「四十肩、五十肩」と呼ばれています。

ここでは四十肩と呼ばせて頂きます。

 

【肩関節のしくみと四十肩の大きな原因】

そもそも肩は3つの骨(上腕骨・肩甲骨・鎖骨)から構成されています。他にも関節を包む関節包、インナーマッスル(内側の筋肉)に繋がっている腱板など肩は複数の骨や関節などから構成されているのです。四十肩はこの関節包が炎症をおこし、分厚くまた固くなっていきます。結果として肩は、関節を動かす十分なスペースを失い、可動域が制限されます。

四十肩の大きな原因は、

「疲労・老化・劣化」とされています。
原因は完全には明らかにされていませんが、四十肩は、疲れや姿勢の悪さ、肩周りの緊張、血行不良などが原因だとよく言われています。

 

【病院での検査、西洋医学的な治療】

病院での画像検査では肩関節周囲炎(四十肩)以外の病気を見つける事が一つの目的です。

その為に画像検査を行うのは4つになります。

・レントゲン検査

・CT検査

・MRI検査

・超音波検査

 

レントゲン検査・CT検査

骨折していないかどうかなどの骨の検査をします。五十肩では異常がないのが特徴です。

 

MRI検査

靭帯や筋肉などの軟部組織に損傷がないかを確認する為の検査です。

 

超音波検査

 

の4つの検査を行い、痛みの原因を見極めていきます。

 

西洋医学的な治療としては、保存療法、手術療法を行っていきます。

 

保存療法としては、痛み止めの飲み薬や貼り薬が処方されます。

それでも痛みが強い場合は関節内に注射を行い痛みや炎症を抑える薬として使用します。また四十肩には急性期・慢性期・回復期といった時期がある、ということを理解していないといけません。その時期に合わせて徒手療法、運動療法、物理療法、生活指導などを行います。

手術療法保存療法を行っても改善しない場合は、最悪手術療法を行う可能性もあります。手術の目的は、硬くなった関節包をはがすことと切離することです。

 

 

 

【当院でサポートできる事】

そもそも四十肩は鍼灸治療が有効的なのか

 

とても有効的です。

 

四十肩には痛みが強い時期から痛みが軽減、おさまっていく「時期」があります。

その時期、タイミングを理解しているかどうか、が大切になります。

 

四十肩の3つの病期

四十肩には発症してから痛みが主な「急性期」、肩の可動域が狭まる「慢性期」

、回復に向かう「回復期」と3つの病期があります。

急性期(およそ2週間から1カ月)

突然腕を動かしたときに肩に激痛が走るというのが、四十肩の典型的な発症パターン。
この時期は夜に寝返りを打つだけで痛みを生じる「夜間痛」や、肩を動かす際に二の腕や手先にも痛みや痺れが伝わる場合もあります。こういった急激な痛みは数日間で治るのが一般的ですが、無理は禁物!安静が第一の大切な時期です。

慢性期(半年から1年)

急性期の痛みが治まってくると、鈍い痛みへと変わり、肩が上がり難くなるなど可動域がだんだんと狭くなってきます(肩関節拘縮)。これは急性期に起きた炎症の影響で、筋肉が委縮して固くなっているから。着替えや洗髪が上手くできないなどの日常生活に支障をきたす時期でもあります。慢性期は半年から1年続くこともあり、痛みを感じない程度の適度なストレッチも有効です。しかし、痛みが減ったからと言って無理をすると、痛みがぶり返すことがあるので要注意です。

回復期

肩関節拘縮(かたかんせつこうしゅく)が改善してきて、少しずつ腕が動かせるようになる大切な時期。痛みはほとんどありません。しかし、人によってはこの時期になっても「肩の動きが非常に悪い」ということもあります。

 

 

【当院でのサポート】

 

急性期(疼痛性筋性痙縮期)

四十肩の中でも特に痛みが強い時期です。段々と痛みは強くなり、寝ている時などの安静時でも痛みが出る事があります。

治療では痛みがある事によっておきる、『筋肉の緊張』を緩和してあげます。

背中や頸周辺、腕の筋肉の緊張を緩和してあげることで、間接的に肩の負担をやわらげていく事が出来ます。

 

慢性期(筋性拘縮期)

痛みは急性期からすると軽減していきますが、『関節の硬さ(拘縮)』が目立つ時期ですので、鍼灸治療と運動療法を行い、自宅で出来るケアの指導を行います。

 

回復期

鍼灸治療をすることで、痛みが和らぎ、関節の動きも改善していく時期です。

慢性期と同様に鍼灸治療、運動療法と根本原因である『骨格の調整』を行っていきます

 

最後に【自宅で出来るセルフケアについてお伝えさせて頂きます。

 

当院では、治療のサポートはもちろんですが、治療以外のご自身でのケア、サポートもしています。

 

それはなぜか。

 

治療をして一度は良くなっていても、日常に戻るとお身体の状態は戻ってしまいやすいからです。

 

そうならない為に、治療と治療以外でのケアの重要性についてのお話をしています。

 

普段の姿勢や生活習慣こそ、痛みの根本原因とも言っても過言ではありません。

 

表面的で一時的な痛みを取るだけでなく、根本的な原因を見つけ出し、ご自身のお身体と向き合っていく事が「治る」一番の近道ですので、一緒に解決の道を見つけていきましょう!

 

 

【セルフケア3つの紹介】

セルフケアのご紹介をしていきます。

 

ストレッチをする時の注意点として、

 

「痛みがある時は無理して行わない事」

 

特に安静時は痛みが強い時期ですので、肩を動かしてしまうことで、痛みが悪化する可能性もあります。

決して無理はしないようにしましょう。

 

拘縮期→ピークの痛みから治まっていく時期です。少しずつ動かしていきましょう。

 

回復期→痛みはほとんど無くなってきますが、可動域の制限などが見られる時期なので、拘縮期と同様肩を動かしつつ、また身体の根本となる骨盤周りのケアを行い、再発防止の為のケアなども必要です。

 

・前腕ストレッチ、指圧(1セット30秒)

前腕の伸筋群を伸ばします。

肘をまっすぐにし、反対側の手で伸ばす側の手を後ろに引いていきます。

呼吸を止めずに、伸ばすときに吐くように意識してみましょう。

 

また前腕の硬い部分を反対側の手で指圧をしていくのも効果的です。

 

 

・背中(大円筋)の指圧(1セット30秒)

反対側の手で背中(大円筋、小円筋)の筋肉を摘まみます。

この付近の筋肉の通常の方でも硬い筋肉になるので、結構痛いかと思います。

無理なく、行っていきましょう。

 

・胸の筋肉の指圧、ストレッチ(1セット30秒)

鎖骨の下には大胸筋や小胸筋といった筋肉があります。

鎖骨の下の少し外側の部分を押すと痛気持ちいい場所がありますので、場所を見つけたら

その部分を指圧していきましょう。

 

 

以上3つの筋肉に対してのケアをお伝えしました。

四十肩の方だけでなく、四十肩の予防や肩こりの方にも効果的なケアですので

是非試してみてください。

 

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住吉鍼灸院

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師

川畑光司