こんにちは。
江東区住吉にある住吉鍼灸院です。
寒い日が続きますが、体調崩していませんか?
本日は風邪症症状でよくありがちな咳や鼻水を止めるツボを症状別でお伝えしたいと思います。
季節の変わり目にのどや鼻の調子が悪くなる人へ
季節の変わり目は体調を崩しやすいいいますがそれは一体なぜなのでしょうか?
季節のわりめは朝晩の寒暖差も激しく、気圧の変化も大きい時期です。この寒暖差と気圧変動が自律神経に影響して体調不良を引き起こすきっかけになるんです。
自律神経は昼間に作用する「交感神経」と夜間やリラックスしている時に働く「副交感神経」がバランスをとって作用することで体温、発汗の調整、循環、呼吸、代謝をスムーズに行っています。
しかし寒暖差が大きくなると頻繁に体温調節を行わなくてはならないため多くのエネルギーを消費してしまい、身体の免疫力が低下します。また、冷たい空気や乾燥によって、のどや気管支に強い刺激が加わり潤いが少なくなることで炎症が起こりやすく咳に繋がります。気圧が変動すると血管が収縮したり拡張したりするので、その際に交感神経と副交感神経がその都度切り替えをしながら血圧を保たなくてはなりません。そのため粘膜の毛細血管の調節もうまくいかず、炎症が起きると鼻水が止まらなくなり、乾燥すると詰まってしまうのですね。
風邪症状はなぜ出るの?原因とは?
では風邪症状はなぜ起こるのでしょうか?
それは身体が外部からのウイルスや細菌から身体を守ろうと免疫が活発に働いて防御しようとした結果なのです!
鼻やのどは吸い込んだ外気と常に触れていますから空気中のウイルスや細菌、ほこりや花粉などの異物から身体を守る必要があります。口や鼻、のどの内壁の粘液で異物をキャッチして、繊毛運動によって外に出すために咳や鼻水で異物を外に排出している状態、これが風邪症状の原因になるんですね。
咳が出る原因
現代医学的には、気道内分泌物や気道に侵入した異物を排除する事を目的とした防御反応として咳が出るとされ、東洋医学的には、「咳」といっても色々と種類(原因)があります。
例えば、熱が上半身に移動し咳として症状に現れる場合や、
痰湿が肺に影響して咳が出る場合、
また、ストレスが肺に影響して咳が出るケースなどもあります。
症状によってひどい咳や軽微な咳、など、体の状態によっても変わります。
鼻水が出る原因
鼻閉(びへい)とは、安静時の呼吸の時に鼻通りが悪い状態を指します。
鼻汁とはいわゆる鼻水の事ですね。
東洋医学的に
熱がある場合・・鼻水は黄色になる事が多い
痰湿がある場合・・・鼻水の量が多く、やや粘っこい
という鼻水の状態を見る事で、原因がわかります。
また鼻は肺に属しているので、呼吸器の不調によっても鼻の症状が出やすいと言われております。
鍼灸治療は風邪にも効果的?
鍼灸といえば肩こり腰痛のイメージが強いかもしれません。
読者の名中には鍼灸治療が風邪に効果があるのか、と疑問を感じている方もいらっしゃると思います。もちろんインフルエンザなどの感染症は薬や休養が必要ですが、鍼灸治療は身体の免疫力をあげて回復を早める力がございます。そのため、のどの痛みや鼻水の症状も緩和することができます。治療後は一時的に熱が出る場合もございますが、それは体の免疫力が上がって身体が回復に向かっているサインです。鍼灸治療はご自身の身体の力を底上げしてくれる作用がありますから、ぜひご活用いただければと思います。またツボの効果を利用して、ご自身でも簡単にセルフケアができちゃいます。
自宅で簡単、咳や鼻水を止めるツボをご紹介!
では早速、咳や鼻水に効果的なツボをご紹介していきますね!数えきれないほどたくさんのツボがあるのですがその中でも使いやすいツボを選んでみましたので、試してみてください!
咳やのどに効くツボは?
東洋医学的には、咳の原因に目を向けるため、取るツボも併せて変化します。ですが、今回は咳全般にオススメなツボを2つご紹介します。
・天突(てんとつ)・・・左右の鎖骨の中央の凹みにあります。咳だけでなく、のどの痛みなどにも有効とされています。
・尺沢(しゃくたく)・・・掌側の肘の曲げたライン上にあり、肘を曲げると出てくる真ん中のスジの外側に取ります。花粉症や免疫機能の調整にも使えるという文献もあるそうです。
症状のある方は2~3秒ほど押して、ゆっくり離すことを何度か繰り返してみてください。強く押せば良いという訳ではないのでご注意下さいね。痛くない程度にやってみてください。
鼻詰まり、鼻水症状に効くツボは?
続いては、鼻水・鼻づまりについてです。鼻閉、鼻汁の症状に効く、鼻の通りを良くするツボでこちらもオススメのツボを3つをご紹介したいと思います。
・迎香(げいこう)・・・小鼻のふくらみのすぐ横に取ります。副鼻腔炎の人や鼻水が詰まっている時にも無意識に押したくなる辺りにあります。
・攅竹(さんちく)・・・眉頭の際に取ります。眼精疲労にもおすすめです。
・上星(じょうせい)・・・体の真ん中のライン上にあり、顔の髪の毛の生え際から約2cmの所にあります。鼻水や鼻づまりだけでなく、花粉症にも効果があると言われています。
こちらも2~3秒ほど押してゆっくり離すのを何度か繰り返してみて下さいね。
お灸も良いのですが、お顔は火傷の心配などもありますので、お灸を使う時は手や足などの遠隔にあるツボで行ってみてくださいね。
咳や鼻水を止めるツボのまとめ。
咳やのどに聞くツボは?
・天突(てんとつ)・・・左右の鎖骨の中央の凹みにあります。咳だけでなく、のどの痛みなどにも有効とされています。
・尺沢(しゃくたく)・・・掌側の肘の曲げたライン上にあり、肘を曲げると出てくる真ん中のスジの外側に取ります。花粉症や免疫機能の調整にも使えるという文献もあるそうです。
鼻詰まり、鼻水症状に効くツボは?
・迎香(げいこう)・・・小鼻のふくらみのすぐ横に取ります。副鼻腔炎の人や鼻水が詰まっている時にも無意識に押したくなる辺りにあります。
・攅竹(さんちく)・・・眉頭の際に取ります。眼精疲労にもおすすめです。
・上星(じょうせい)・・・体の真ん中のライン上にあり、顔の髪の毛の生え際から約2cmの所にあります。鼻水や鼻づまりだけでなく、花粉症にも効果があると言われています。
それでは本日はこの辺で。
皆様も体調にはくれぐれもお気をつけくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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【監修】
住吉鍼灸院 院長 藤鬼 千子
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
2011年国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得。 2011年住吉鍼灸院入社。 2017年不妊カウンセリング学会認定、不妊カウンセラー。
施術歴12年